若い力で地元に元気を―。愛媛県宇和島市白浜の漁港で３日、地区の若者らによるシラスの食べ比べイベント「浜辺のごはん」があり、ゴールデンウイーク（ＧＷ）を楽しむ家族連れら約２００人が、天日干しされたちりめんじゃこなど新鮮な海の幸を味わった。 同市石応（こくぼ）・白浜地区の１９～３５歳の２３人でつくる石応・白浜青年団「Ｈａｒｍｅｒ’ｓ ｃａｍｐ」が初めて試みた。団体は２０１３年春の石応小学校閉校をきっかけに地域活性化を目指して１３年６月、結成。地元で人気だった夏季限定のかき氷店を運営したり、地区運動会を開いたりしている。 会場には、晴天の下に広げられたちりめんじゃこのほか、釜揚げと生食用の３種類約２００キロのシラスが登場。じゃこ天やみそ汁も食べ放題で用意され、訪れた人たちは浜風を感じながら口いっぱいに頬張った。 会長の二宮新治さん（３３）は「人が集まり楽しめるイベントで地元の魅力をＰＲし、移住につながるような活動を続けたい」と意気込んだ。
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