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名品で知る浮世絵の変遷 今治・大三島美術館

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 葛飾北斎や歌川広重ら日本を代表する絵師の作品を紹介する「浮世絵の名品展」が6月25日まで、愛媛県今治市大三島町宮浦の市大三島美術館で開かれている。前期(5月11日まで)、後期(同17日~)で計約100点を展示する。 横浜市の元会社社長、所敦夫さんが2008年に館に寄贈した作品群で、多くの色を使い刷りにも技巧を凝らした初版が多い。 前期展は北斎の「冨嶽三十六景」や広重の「東海道五拾三次」などから約50点を展示。江戸時代初期の奥村政信から明治時代の井上探景まで制作年代順に配置しており、多色刷りや新塗料の登場、洋画の影響を強く受けた明治の作品など技法の変遷が分かる。「冨嶽三十六景」は「武州玉川」「隠田の水車」など3点を並べ、海、水車、川それぞれの水の表現方法の違いを見比べることができる。5月12~16日は展示替えで休み。

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