韓国の旅客船セウォル号が沈没した事故を受け、愛媛県松山市文京町の愛媛大で1日、韓国での研修経験がある愛媛大学生らが追悼行事を開いた。韓国人留学生も参加し、約30人が修学旅行中の高校生ら犠牲者を悼み、行方不明者の一刻も早い発見と再発防止を祈った。 愛媛大では2009年9月から学生を対象に約1週間の韓国研修を実施。これまでに約40人が地元住民や高校生らと交流して歴史を学び、友好を深めてきた。研修に参加した学生有志約10人が集まり、開催を決めた。 追悼行事では黙とう後、韓国からの交換留学生が「可能性に満ちた若い命を大人たちの過ちが奪い、悔しい。韓国で起きた事故にもかかわらず関心を持ってもらい、感謝している」とあいさつした。
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