境内には春がいっぱい―。愛媛県西条市北条の長福寺で紫、白、ピンクの三色のフジとカラフルなヒメキンギョソウが見頃を迎え、県内外から訪れた見物客が愛らしい花々の競演を楽しんでいる。 河野弘俊住職(61)によると、藤棚の広さは約100平方メートルで、例年の見頃は4月末~5月上旬。今年は開花がやや早く紫はほぼ満開だが、ピンクは7分咲きで白は咲き始めたばかり。6日ごろまでが見頃だという。 4月29日は、高齢者や写真愛好家らが「甘いにおいがする」「きれいな庭やね」などと談笑しながら境内を散策。妻や友人らと訪れた松山市東石井2丁目の中川強さん(64)は「フジの花の色が違っていてきれい。ヒメキンギョソウとの組み合わせもいいですね」と笑顔を見せていた。
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