愛媛県の人口が140万人を割り、139万人台となることが22日分かった。県が近く4月1日現在の推計人口を発表し明らかにする。県人口は戦後70年近く140万~150万人台で推移してきたが、「130万人時代」に突入する。 県の推計人口調査によると、3月1日現在の県人口は140万1633人。企業の異動や転校による転出数が反映される4月1日の人口は近年5千人以上の落ち込みを示していることなどから、140万人を下回るのは確実だ。転入数が加味される5月1日には例年、若干増加するものの、140万人台を回復するのは困難な情勢。 130万人台への低下は、県の規模縮小をあらためて印象づける。歯止めが利かない人口減は、社会保障や企業活動など県民生活のあらゆる分野に影響が及ぶ。過疎地の自治体では近い将来、存立が危ぶまれる可能性も出てくる。
↧