愛媛県愛南町正木の篠山(1065メートル)でアケボノツツジが咲き始め、高知県境をまたぐ山頂や山肌は淡いピンク色のかれんな花に彩られている。現在、早い木は七~八分咲き。今週末に見頃を迎え、今月いっぱい楽しめそう。 アケボノツツジは足摺宇和海国立公園内の山頂や、尾根沿いに群生。町一本松支所によると、花芽は4割程度で、近年では多かった昨年よりも1割ほど少ないという。 曇天となった22日、山頂では町内外からの登山者が、花を見上げながら弁当に舌鼓。高知市から友人2人と訪れた藤永洋子さん(58)は「アケボノツツジの花は色も花びらの質感も優しい。登山道は大変だった けど来てよかった」と話した。
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