出身地などに寄付できる「ふるさと納税」が2013年度、愛媛県と県内20市町の総額で12年度の倍増に当たる約2億420万円に上り、過去最高を更新したことが24日、分かった。件数も8904件に達し約2.6倍に急上昇。県や市町の担当者は特産品プレゼントなどの特典が浸透した成果と分析し「かんきつや水産物のPRにつながれば」と一石二鳥に期待を込める。 ふるさと納税は08年度にスタート。13年度は20市町の合計で8817件、約1億9924万円となった。 市町別は宇和島市が最多で2525件、約3900万円。12年度の1377件、約2485万円に続き、首位を守った。 一方、新居浜市は13件、約123万円から527件、約2604万円まで飛躍。クレジットカードでの支払いを可能にし、新たに野菜などの特産品を贈る効果が手伝った。 愛南町も約3088万円(2757件)となり、12年度の約740万円(505件)から金額が4倍以上に膨らんだ。 愛南町企画財政課は戸惑い気味だが「寒ブリやマダイ、高級かんきつは特に人気。途中で応募を締め切った特産品もある」という。
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