四国一のカツオの水揚げを誇る愛媛県愛南町の深浦漁港で、カツオの水揚げが昨年の3分の1ほどに落ち込んでいる。カツオの北上遅れが要因で、盛漁期に入った今も一本釣り漁船が岸壁を埋める例年のにぎわいはみられない。 愛南漁協によると、同漁港では4~6月がカツオの盛漁期に当たり、例年3月末から水揚げが本格化。今年は4月中旬からようやく定期的に揚がり始めたものの、水揚げ量は24日時点で約90トンにとどまっている。 この時期は四国沖での漁が増え、同漁港は釣ったその日に水揚げされた日帰りカツオが所狭しと並ぶが、現在の漁場は鹿児島県・種子島沖と遠く、日帰り分がないだけ水揚げが落ちているという。
↧