愛媛県西条市明屋敷の市役所庁舎本館北隣に増築していた市庁舎新館が完成し26日、関係者に公開された。自家発電や太陽光発電の設備を整備するなど防災拠点機能を充実させたほか、うちぬき(自噴水)や地元産木材を利用し環境に配慮した庁舎となっている。 新館は鉄骨7階建て(延べ床面積約9449平方メートル)で、総工費約30億円。現行耐震基準の1.25倍の強度を持つ構造を採用した。5階には災害対策本部室を常設。7階(海抜約27メートル)に72時間連続で使える自家発電や蓄電設備を置くなどして、災害時でも対応できる体制を整えた。 津波や水害を想定し、出入り口3カ所に海抜4メートルまでの浸水に対処できるアルミ製の防潮パネルが取り付けられる。
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