2012年春に閉校した愛媛県大洲市櫛生の櫛生小学校跡に、アワビ陸上養殖設備と石窯ピザ体験施設が完成し24日、お披露目された。 アワビ陸上養殖には、まちづくりグループ「愛郷櫛生一団楽」(坂田明彦代表、15人)が取り組む。1階の元教室に直径約1.5メートルの円形水槽4基、ろ過装置などを備え、2月から1200匹を育てている。3センチほどの稚貝を1年かけ約7センチに成長させて販売、年間20万~30万円の収益を見込む。長浜高校(同市長浜)の水族館部もアワビ養殖の研究を始め、成果を共有する予定。 一団楽の大塚薫さん(63)は「毎日朝夕2回の世話を主要メンバーが交代でやっている。成功させて増設につなげたい」と意気込んでいた。
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