レスリング女子63キロ級で五輪3連覇中の伊調馨選手(29)=ALSOK=による教室が23日、愛媛県松山市の久米中学校で開かれ、県内の小中学生ら15人が世界トップ選手の技を学んだ。 2017年の愛媛国体に向けた選手強化の一環で、県レスリング協会が開催した。 伊調選手は、レスリングの基礎となるステップやマット運動などを中心に指導。「構えを変えないよう、足は開いたまま」「相手に一度触ってからタックルしよう」と、熱心にアドバイスを送っていた。子どもたちも、一流選手の胸を借りようと、積極的にスパーリングに挑んでいた。 松山市の浮穴小3年の藤井瑛紗さん(9)は「伊調選手は動きがすばやかった。今までしたことのないマット運動など、いろんなことができて楽しかった」と笑顔。伊調選手は「これからもレスリングを続けてほしい。きついこともあるが、その先に楽しさがある」と期待していた。
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