愛媛大の研究者が鉱山開発に伴う水銀汚染が進むインドネシア・北ゴロンタロ県の環境対策を研究している縁で、同県のロニー・イムラン副知事ら幹部職員4人が18日、愛媛大や愛媛県伊予市を訪れた。地場産業の漁業を発展させるヒントを得ようと、同市の水産物加工会社3社を見学した。 愛媛大国際連携推進機構の高倉清香研究員によると、現地では汚染拡大防止のため、鉱山開発に代わり漁業や農業を発展させる方法を模索している。 同市米湊の事業所では、液体や顆粒(かりゅう)状のかつお節加工商品の説明を受けた。削りたてのかつお節の香りや味を確認。「おいしいが味が薄い」との感想に、社員は「文化に合わせた味の調整が大事」と助言していた。
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