実弾入り拳銃などを交番内の押し入れに放置したとして、愛媛県内の交番勤務の男性巡査が本部長注意処分を受けていたことが18日、分かった。県警は所属や年齢を明らかにしていない。 県警監察官室などによると、巡査は2013年11月5日午前6時20分ごろ、勤務中に交番を掃除する際、実弾入り拳銃と手錠、警棒を体から取り外し、休憩室の押し入れに放置。同7時から交番内を施錠して上司の巡査部長ら2人とパトロールなどの活動をし、同9時半に警察署に戻るまで忘れていた。交番では拳銃を施錠できる保管箱に入れるよう内規で定めている。 県内警察署地域課の男性警部補は12年12月に手錠などを紛失し、所属長注意処分になっていた。警部補は同10日午前7時すぎに手錠装着を確認した後、同10時ごろまで署外で活動。警察署に戻って着替えたが、手錠の有無を確認せず帰宅した。2日後の12日午前8時ごろ出勤した際、手錠と手錠入れがないのに気付いた。 同室は10日の署外活動で手錠入れごと落とした可能性が高いとみて捜索したが、見つかっていない。
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