農政運営に地域の声を取り入れようと、農林水産省中国四国農政局は11日、愛媛県八幡浜市で「一日農政局in南予」を開き、かんきつ農業の現状や課題などについて自治体、農協、生産者と意見交換した。 JA西宇和の担当者は、農作業の人手不足を補うため「昨年から支援員9人を臨時雇用し、園地で働いてもらっている」と紹介。園地維持に向け、樹齢40年以上を対象に改植を促進していることも説明した。 深刻化するイノシシなどの鳥獣被害について八幡浜市の大城一郎市長は「駆除には猟銃免許が必要だが、市内の新規取得者は3年間で2人。(必要数に足らず)有効な手だてがない」と対策の難しさを語った。
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