ツバキの花をめでる「二之丸つばき名花展」が11日、愛媛県松山市丸之内の松山城二之丸史跡庭園で始まった。愛好家でつくる「伊予つばき協会」が毎年催しており、会員が丹精した約200種類1000鉢を出展。観光客らが足を止め、赤や淡いピンクの花々をじっくり観賞している。16日まで。 会場には、県産品種で直径20センチほどの大きな花を咲かせる「石鎚」や、赤い小さな花を咲かせる「伊予侘芯(わびしん)」などさまざまな品種の鉢植えや切り花が並ぶ。現在五~八分咲き。協会の升田守副会長(84)は「伊予侘芯はおしべの先が白く、赤い花びらとのコントラストがきれい」と魅力を語る。 ツバキを市町村の花木に指定している自治体の関係者が集まる「全国椿サミット松山大会」が15、16両日に開催予定で、名花展は参加者の視察会場にもなっている。
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