愛媛県の八幡浜市鳥獣被害防止対策協議会(会長・菊池賢造市産業建設部長)の2013年度総会が24日、市役所であった。近年市内でニホンジカが確認されていることを踏まえ、新規事業としてシカ1頭当たり成獣1万3000円、幼獣6000円を補助し、捕獲強化を図ることなどを確認した。 総会には地元猟友会やJA西宇和、八幡浜署などから11人が出席した。NPO法人「かわうそ復活プロジェクト」(同市)の松田久司さんが、同市布喜川に設置した自動撮影カメラで5月にシカ3頭が撮影されたことを紹介。「専門家の分析で母親と1、2歳のいずれも雌と分かった。雌や複数個体の観察は初めてだ」と説明し「市内で繁殖可能な状態にある」と述べた。
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