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愛媛大が紙研究拠点を四国中央市に開設

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 紙産業の新技術や先端研究の実用化を促進しようと、愛媛大は4月1日、「紙産業イノベーションセンター」を四国中央市妻鳥町の県紙産業技術センター内に開設する。愛媛大社会連携推進機構(松山市文京町)によると、分野を横断した製紙の研究で地域への成果還元を目指す。 新センターは、製紙・紙加工の課題解決を目指す製紙技術研究(教員2人)▽高度な技術を製品開発につなげる紙製品研究(2人)▽素材の特性を解析する機能性材料研究(募集中、1人の予定)-の3部門で構成する。 2010年4月に同大が開設した大学院農学研究科紙産業特別コースの教育を担い、専属教員を従来の2人から5人に増やす。兼任教員として工学部などの教員を迎え、学内の所属を超えた研究者同士の連携を強めるのが狙い。大学院には紙産業の現場に勤める社会人を含めた学生が在籍している。 同機構の下部組織と位置付け、大学院の教員が農学部からセンターの所属に変わるという学内組織改編。機構には、防災や水産業などに関する計6センターがあり、7番目。同機構は「研究者を増やして集結させるので、企業と共同研究などの幅が広がれば」と期待を込める。

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