老朽化のため建て替えを進めていた国立病院機構「愛媛医療センター」(愛媛県東温市横河原)の新病棟が完成し、7月1日の使用開始を控えた23日、完成記念式典があった。県内の医療関係者ら約70人が参加して完成を祝った。 参加者は新病棟の手術室や集中治療室(ICU)、各病室などを見学。リハビリ室に設けた大きな窓からの景色を楽しんだり、病室の写真を撮ったりなどして、設備の充実を実感していた。 新病棟は鉄筋コンクリート5階建て、延べ床面積約9438平方メートル。220床で、病院全体で430床となった。結核患者の減少に伴い、49床あった結核病棟を20床にしたほか、新生児疾患の後遺症を持つ患者を対象にした「ポストNICU(新生児集中治療室)」に対応できる小児病棟も開設する。
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