湿地植物が群生している愛媛県今治市孫兵衛作の蛇越池で23日、地元の桜井小学校児童や今治南高校生ら約40人がサギソウの苗約700株を植え、希少植物の保全に汗を流した。 サギソウはラン科の多年草で、県レッドデータブックの絶滅危惧ⅠB類。7~8月にかけ、シラサギが翼を広げたような白い花を咲かせる。苗植えは市教育委員会主催で、約20年前から毎年実施。同高園芸クリエイト科の生徒が蛇越池で採った種を発芽させ育てた。 参加者は数人一組で湿地に入り、スコップで穴を掘って苗を丁寧に植えていった。 同小4年野間駿汰君(9)は「水が多くて服がぬれたけど楽しかった。きれいな花なので見に来たい」と話した。
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