愛媛県八幡浜市大島の漁業者グループがこのほど、地元産の天然ナマコからとったエキスを配合したせっけんを開発し、インターネットや市内の道の駅で販売している。 ナマコをつくだ煮などに加工する際に出る煮汁を有効活用しようと、島内の59世帯でつくる「大島漁業集落」(花谷幹春代表)が国の離島漁業再生支援交付金で開発。県八幡浜支局が2011~12年度に設置した「ナマコ利用研究会」で出たアイデアを参考に、瀬戸内海産の塩やラベンダーの香料を加えてせっけんにした。 ナマコの煮汁は保湿効果のあるコラーゲンを含んでおり、洗顔などでの使用を想定しているという。「大島のめぐみ石けん」と名付け、1月末から同市沖新田の道の駅「八幡浜みなっと」とインターネットで、1個2100円で販売している。
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