脱税目的の不正混合軽油を撲滅しようと、県中予地方局などは25日、愛媛県東温市下林の県道で大型トラックなど計16台から燃料の抜き取り調査を行った。 同地方局課税課によると、ディーゼル燃料となる軽油は1リットル当たり32.1円の軽油引取税(県税)が課せられているが、非課税の灯油や重油を混ぜて水増しし、税負担を免れるケースがある。2013年度は5回にわたり計132台を調べたが、不正は見つかっていないという。 25日は職員と松山南署員計12人が大型トラックなどを停止させ、タンクから燃料1リットルを採取。運転手から給油先や走行距離などを聞き取り、チラシを手渡し不正軽油撲滅を呼び掛けた。採取した軽油は県外専門機関で分析し、不正混合が判明すれば追跡調査する。
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