愛媛県西条市小松町新屋敷の小松高校美術部1年生5人が22日、同市周布の障害者就労支援事業所「あけぼの」に縦約3メートル、横約8メートルの壁画を完成させた。事業所の利用者らは「かわいらしい絵で事業所のイメージにぴったり」と喜んでいる。 あけぼのは2000年3月、障害者の保護者数人が福祉作業所として開設。現在は市内の知的・精神・発達障害者19人が野菜や果物の栽培、加工などに取り組んでいる。 同校のPTA人権部会が13年7月、研修で事業所を訪れたことが縁で、美術部に壁画制作を依頼。生徒たちは1月から事業所の活動写真などを参考にアイデアを出し合い、野菜や果物を利用者に見立てた表情豊かな楽しいデザインを考案した。 今月9、22日に計約12時間かけ作業。22日は午前9時ごろから始め、カラオケで歌うシイタケやサッカーをするニンジンなどを壁いっぱいに描いた。
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