今年も母の味を　大洲で「まめいり」発送始まる

　愛媛県大洲市の主婦５人でつくる「旬を愛する会」は２０日、南予で広く食べられていたひな菓子「まめいり」などを詰め合わせた商品の全国発送を始めた。メンバーが干飯をいって水あめを絡めた手作りの素朴な味で、４月下旬まで約６００件の注文を見込んでいる。　会は１９８３年、母の味、古里の味、旬の味を大切にしようと主婦７人で結成し、まめいり発送は２７年目。２０日は、同市徳森の宅配便事務所で県内や関東などに初荷４５ケースを送り出し、白石成子代表（７６）が「母の味を送ってほしいと、待っていてくれる人の支えがあって届けられる」と謝意を表した。　問い合わせ、注文は、郵便番号７９５―００１１、大洲市柚木８７３の１、旬を愛する会＝電話０８９３（２４）６２４６。