2009年に新型インフルエンザとして流行したH1N1型のうち、「タミフル」などの抗インフルエンザ薬が効きにくい耐性への遺伝子変異が愛媛県内で確認されていた問題で、国立感染症研究所(東京)は20日までに、このウイルスが耐性ウイルスであると発表した。四国での確認は初めて。 県立衛生環境研究所(松山市)が1月~2月3日に東・中予を中心に医療機関で採取されたH1N1型のうち8検体を検査。耐性型への遺伝子変異が見つかった1検体について、13日に国立感染症研究所へ分析を依頼していた。 同研究所によると、耐性ウイルスは18日までに北海道や東京、大阪など9都道府県で41例検出。全国の検査機関での総解析数490件のうち8%が耐性ウイルスという。
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