目で見えない波長の光を観測して宇宙に迫る「エックス線天文学」の専門家が研究成果を発表し合う国際会議が19~22日の日程で、愛媛県松山市文京町の愛媛大で開かれており、理化学研究所や米航空宇宙局など研究機関のほか、日本のエックス線天文衛星の開発やデータ研究に関わる国内外の約40大学から計約220人が参加している。 会議は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2006年から米サンディエゴや北海道小樽市など国内外の研究拠点で開催し5回目。愛媛大に宇宙進化研究センターがあり、同大が日本のエックス線天文衛星「すざく」のデータ解析や、15年度打ち上げ予定の同衛星「アストロH」に搭載する硬エックス線望遠鏡の開発に携わった縁などで会場に選ばれた。
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