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がん採血検査広がる 県内8医療機関導入

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 血液中のアミノ酸濃度を解析し、がんになっている可能性を調べる検査方法が愛媛県内でも広まりつつある。5ミリリットル採血するだけで複数のがんの早期判定が可能で、通常の診療の一環で検査を実施する医療機関のほか、人間ドックに検査をオプションとして追加する病院も出てきた。 検査は味の素(東京)が開発した「アミノインデックスがんリスクスクリーニング」で、2011年に始まった。臨床検査会社SRL松山営業所(松山市南江戸3丁目)によると、県内で八つの医療機関が導入した。検査に大きな設備投資が不要で、小規模な病院でも日常的な診療に合わせて実施しやすい。 医療機関で採血し、がんになると血液中のアミノ酸濃度のバランスが変動する仕組みを用いて分析。胃、肺、大腸、前立腺、乳、子宮・卵巣の各がんの可能性をA―Cの3段階で示す。結果は約2週間で分かる。費用は医療機関により異なるが2万円前後という。

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