愛媛新聞など四国の4地方紙と共同通信は1月25、26両日、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)に関する合同世論調査を初めて実施した。原子力規制委員会の審査を経て判断される伊方原発の再稼働について、四国全体の60.7%が「再稼働すべきでない」「どちらかといえば反対」と答え、否定的な考えを示した。 県別では、高知が69.4%と最も高く、愛媛62.4%、徳島56.7%、香川54.5%と続いた。愛媛に関しては、愛媛新聞が2011年9月から計3回実施した別手法による世論調査の結果(61.9~63.8%)とほぼ変わらなかった。 原発の安全性に関しては、四国全体の86.9%が「不安」「やや不安」と答え、東京電力福島第1原発事故から3年近くたっても不安感が解消されていないことが浮き彫りとなった。愛媛は「安全」「ほぼ安全」が14.5%で、四国全体の11.8%を上回った。
↧