シロアリ同様、木造住宅を弱体化させる「クロタマムシ」の研究を続けている愛媛県宇和島市妙典寺前、シロアリ駆除業三好広通さん（８４）がこのほど、滋賀県であった日本しろあり対策協会（東京）全国大会で表彰された。実験を通してクロタマムシの食害の実態を調べ、駆除の必要性を訴えてきたことが評価された。 四国地区しろあり対策協会（松山市）によると、調査研究による全国大会表彰は愛媛では三好さんが初めて。 クロタマムシは甲虫目タマムシ科の昆虫で体長は１．４～２．２センチ。アジアからヨーロッパに分布し、日本では全国に広がっている。住宅の梁（はり）などに使われるクロマツの切り株や衰弱木に産卵、幼虫はその材を食べて育つ。
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