全国の高校生が、組み立てた自走マシンでスピードを競う「ジャパンマイコンカーラリー２０１４」がこのほど、札幌市であり、ベーシッククラスで松山工業高校電気科３年の藤野聖弥君（１８）＝松山市藤原町＝が愛媛県勢初となる優勝に輝いた。 マイコンカーラリーは、認められたマイコンボードを搭載し、モーターや中央演算処理装置（ＣＰＵ）などの部品で、車体幅３０センチ、高さ１５センチ以内の自走車を製作し決められたコースでスピードを競う。車前部に数種のセンサーを取り付けコースのラインなどを読み取り、あらかじめ組み込んだプログラムが速度や進行方向などを制御する。 藤野君は部活動の電子技術部メンバーから声を掛けられ、昨年から課題研究でマイコンカー製作に着手。より軽く速いマシンを追求しようとボディーをカーボン製に変更し、タイヤを軽いものに換えた。ささいな部品の交換でも走りが変わるといい「調整に苦労した」と振り返る。
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