最大で9連休となった年末年始。愛媛県警の統計では、県内の初詣客は計約110万5000人に上り、帰省やUターンによる渋滞も発生した。県内では入場料など参拝者の数をチェックするポイントがない神社がほとんどだが、この「110万5000人」という数字や渋滞の長さは、どのように算出されているのだろうか。 県警は、県内の主な神社仏閣25カ所に聞き取り、今年の初詣客を推計。参拝客の事故防止など、来年以降の雑踏警備の参考にする。 では各神社などは、どう計測しているか。上位の石手寺(松山市石手2丁目)、県護国神社(同市御幸1丁目)、伊予豆比古命神社(椿神社、同市居相2丁目)の3カ所に聞くと、実は明確な計算方法はなく、さい銭額や混み具合、天候などを参考に前年と比較して人数を割り出している。今年は三が日が天気に恵まれ、多めの数字となった。
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