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愛媛大大学院生が教材開発

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 「理科の楽しさを手軽に感じてほしい」-。愛媛大大学院教育学研究科2年の段王里菜さん(23)が卒業研究で、リトマス試験紙の代わりに紫カイワレ大根を使って酸・アルカリの性質を調べる方法を考案した。季節を問わず安価に入手でき、他の単元の復習も兼ねた教材として、教育関連企業も評価する。 小学6年の理科「水溶液の性質」では、リトマス試験紙で酸・アルカリの性質を学ぶ。教科書でアントシアニンを含む紫キャベツを応用例として紹介するケースが多いが、授業をする12~3月には流通量が少ない。段王さんの父親は小学校で理科を教えており、教材を集めるため、コンビニでサラダを買って紫キャベツをより分けていたという。 段王さんは代替品を探そうと植物や加工食品など24種を試し、紫カイワレ大根に行き着いた。1週間程度で育つため、児童でも飽きずに栽培できる。酸・アルカリ性の指示薬としても赤、紫、黄緑など期待通りの鮮やかな反応が得られた。

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