昨年の選抜高校野球大会で済美の準優勝に貢献した安楽智大投手(17)が4日、練習始めで軽めのキャッチボールを行い、昨年秋の愛媛県大会で痛めた右肘の順調な回復をアピールした。 安楽投手は済美球技場(松山市中野町)でプロ野球のスカウトや、大勢の報道陣が見守る中、守備や打撃など約5時間の練習に励んだ。右肘を痛めて以来投球練習はしていないというが、同日は「昨年末に再開した」というキャッチボールを約70球行った。「現在、右肘に違和感はない」といい、下半身強化などに励みながら投球練習も徐々に行うという。 チームは秋の県大会1回戦で敗退し選抜大会出場は絶望的。最後の夏へ向け安楽投手は「甲子園の全国制覇は高校じゃないと達成できない。勝てる投手に成長したい」と意気込んだ。
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