愛媛県の松山市教育委員会は26日、市立小中学校と幼稚園での防犯カメラ設置に関する運用要綱をまとめた。プライバシー保護の観点から映像の閲覧者を限定し「器物破損や不審者侵入など事故発生時だけ映像を確認するのが基本」としている。 要綱では、映像を確認できるのは、管理責任者の校長と取扱者の教頭らに限定。責任者が必要と認めた場合に限り、立ち会いの下で他の教職員も確認できる。個人情報保護のため教職員には守秘義務を課し、目的外利用や映像の外部提供は原則禁止。警察に情報提供する場合などは、市教委との事前協議を義務付けた。 カメラは原則として終日作動させる。録画映像の保存期間は2週間。近隣の住宅などが映らないようにし、校門などに作動中の旨を明示する。運用状況は年に1回公表する。
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