県職員や警察官を目指す大学生ら対象の「職員採用セミナー」が23日、愛媛県庁であり、先輩職員らが約200人に仕事のやりがいや魅力をアピールした。 2007年度から毎年開いている。中村時広知事が地方分権に触れ「政策立案型行政へ脱皮しなければならない」と強調。職員が営業マンとして県産品をPRする活動などを紹介し「前向きでアイデア豊富な人材に来てほしい」と呼び掛けた。 職員16人が7ブースに分かれ、学生らと懇談した。えひめ営業本部の清家伸也係長(39)は「異動でいろいろな仕事に関わり、幅広い知識を身に付けられるのが魅力」と紹介。 やりがいを問われた国際交流課の中井智子主任(36)は、福祉に携わった経験を挙げ「規制する行政として踏み込めない線もあるが、制度の中で現場の声に応えられる方法がないか探ることにチャレンジした」と語った。
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