製造業のプラント設備維持に必要な技術や知識を学ぶ「プラントメンテナンス技術者育成講座」の上級コースの開講式が15日、愛媛県新居浜市大生院のえひめ東予産業創造センターであり、市内に事業所を置く企業の現場監督者ら20人が臨んだ。従来講座をレベルアップした新コースで、より高度で専門的な技能者を育てる狙い。 センター(理事長・石川勝行市長)は2008年度から同講座を開き、5年間で101人が修了した。受講生を派遣する企業や修了生の要望を受け、修了者を対象に本年度から上級者向けの「オーバーマスターコース」を新設した。 受講生は市内12事業所の30~50歳代で、中堅・ベテラン現場監督者や候補者。講義は、専門技術▽保全管理▽グローバル化―を3本柱に、県内外から専門家を招き、事故防止策や施設管理、溶接技術などを学ぶほか、グループ討議でコミュニケーション能力を高める。
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