障害理解し偏見解消を　松前でフォーラム

　障害を理由にした差別や偏見の解消を目指し、愛媛県と松前町は４日、同町筒井の松前総合文化センターでミニフォーラムを開き、障害者支援に取り組む人たちが、障害の有無にかかわらず、誰もが共に地域で生きる社会の大切さを訴えた。　県中予地方局の「障害者の愛顔（えがお）あふれる地域づくり推進事業」の一環で、住民ら約１２０人が参加した。　「共生社会を目指し地域に望むこと」をテーマにした討論では、ＮＰＯ法人えひめ障害者ヘルパーセンター（松山市）理事長で、視覚障害がある金村厚司さんが「共通のフィールドで仲間と楽しみを共有してきた」と音楽やスポーツなどに挑戦してきた自身の体験を披露。偏見をなくすために「障害がある人こそ外に出掛けて」と呼び掛けた。