愛媛県八幡浜市の沿岸部にある高齢者施設二つと地元の自主防災会が29日、災害時相互応援協力協定を結んだ。大規模災害発生時に地域住民が入所者を上階に避難させるなどし、一方、住民の一時避難場所として施設が開放される。市によると県内でも珍しい協定という。 締結したのは、介護老人保健施設「青葉荘」(同市向灘)、特別養護老人ホーム「ことぶき荘」(同)の2施設と、白浜地区自主防災会。県による南海トラフ巨大地震想定では、白浜地区の近くにある八幡浜港は9メートルの津波高と試算され、海抜約2メートルの両施設も浸水域に含まれている。
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