霊峰石鎚山開山の祖「役行者(えんのぎょうじゃ)」の尊像がこのほど、愛媛県西条市小松町石鎚の石鎚神社成就社の「見返り遥拝(ようはい)殿」に祭られ、奉祝大祭が13日開かれた。 役行者は1300年余り前に石鎚山を開山。同神社には尊像がなかったため、全国の神職資格を持つ信者らでつくる石鎚神社豊友会が発起人となり、寄付を集めて完成させた。 尊像は高さ180センチのクスノキ製で40センチの台座の上に立つ。役行者の尊像は全国各地にあるが座像が多く、同神社によると西日本では唯一の立像ではないかという。 12日に入魂祭を実施した。13日の奉祝大祭では祝詞奏上や護摩たきなどがあり、訪れた信者らが手を合わせて尊像の建立を祝った。
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