昔ながらの稲作を通した交流イベント「中津田んぼの学校」が14日、愛媛県久万高原町中津の水田であり、地域住民や町外の児童ら約40人が、のこ鎌を使った手作業の稲刈りに汗を流した。 同学校は2011年から本格的にスタート。毎年春、地元の農家から借り受けた田んぼにもち米を植え、夏場に住民が手入れをして育てた後、秋の収穫イベントを迎える。 参加した子どもたちは、バッタやトンボが飛び交う水田に大はしゃぎ。地元の大人から「鎌と手の間は10センチぐらい空けて」などとアドバイスを受けてリズムよく稲を刈り取り、約30分で作業を終えた。 収穫したもち米は、地元のイベントで餅つきなどに活用する予定。松山市立北久米小4年島田麻雪さん(9)は「一人での作業にも挑戦して、上手にできて楽しかった」とはにかんでいた。
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