2011年3月の東日本大震災発生直後から、東京電力福島第1原発事故などの取材を続けているフォトジャーナリスト小原一真さん(27)=大阪府=の写真展「BEYOND FUKUSHIMA 福島の彼方(かなた)に」が、愛媛県松山市湊町4丁目のギャラリーリブ・アートで開かれている。17日まで。 小原さんは、震災3日後に会社を退職し、被災地で取材を開始。11年7月、福島第1原発で働く作業員の肖像撮影とインタビューに取りかかり、写真集「RESET BEYOND FUKUSHIMA 福島の彼方に」として12年にスイスで出版した。 小原さんは各地で取材を続けながら、原発事故の現状を伝える写真展を全国で開催。松山での展示は、原発問題への意識を共有する県内有志が企画し、作業員や原発構内での作業の様子をとらえた写真など32点が並ぶ。作業員の心境や事故後の状況に関するインタビューが添えられ、小原さんのビデオメッセージも流している。
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