五七五で注意呼び掛け―。敬老の日を前に15日、県警は松山市一番町3丁目の松山三越で、高齢者の孫世代に当たる高校生らの「振り込みま川柳ミニ甲子園」を開いた。県内4高校の生徒と県警察学校の初任科生が振り込め詐欺をテーマに川柳を詠み、トーナメント方式で競った。 1チーム3人で、1試合に各チームが1句を披露。伊予川柳会の関谷省三会長らが審査した。決勝は松山東高が「『振り込んで』『そろそろ帰って来い』と切る」で、松山中央高を下した。松山東高2年下岡和也君(16)は「被害防止を強く訴えるために『帰って来い』という強い言葉を使った」と話した。 最優秀句には松山西中等教育学校4年菊池海成君(16)の「あなたにも涙を流す親がいる」が選ばれ、菊池君は「誰にでも親がいると、犯人に訴え掛けたかった」と説明した。
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