議長続投表明に非難　松山市議会

　松山市議会９月定例会の議長続投による空転問題で、市議会は１１日、議会運営委員会を開き、一般会計補正予算案の上程などを行う本会議を１２日に開く日程案を協議。寺井克之議長が空転の責任を認め陳謝する一方、あらためて続投表明したため非難が相次ぎ、１２日午前の議運委に協議を持ち越した。　寺井氏によると、非公開の各派代表者会議で空転を陳謝。その後の議運委でも「（議長辞職勧告）決議で議事がストップした責任は私にある」とし、議会対応が不十分だったと陳謝したが、来春の改選期までの続投も明言した。　議運委では、寺井氏が所属する松山維新の会を除く複数会派の委員が「９月定例会終了までには議長を辞めるといった意思表示がなければ混乱は続く」「議長辞職しか解決策はない」などと批判。１２日の本会議、１８日からの質問戦などの日程案を了承しないまま閉会した。