正岡子規など明治期の俳人らの俳句短冊を集めた企画展が、愛媛県今治市旭町1丁目の河野美術館で開かれている。約1000点を掛け軸26幅に展示、明治俳句の流れを分かりやすく示している。12月15日まで。 子規を中心とした「日本派」など流派ごとに分類した同館所蔵の俳句短冊を、縦約180センチ、横約90センチの掛け軸に40枚ずつ張った。 子規の弟子内藤鳴雪が詠んだ「七転八起のこれも花の春」には、水玉模様を散らした短冊に人物が描かれており、俳句にとどまらない多彩な才能が垣間見える。芥川龍之介や幸田露伴ら文豪の作品もある。
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