松山三越(愛媛県松山市、永木昭彦社長)は6日、店舗を全面改装し、10月と11月に分けてオープンすると発表した。従来の高級食品に加え、調味料や牛乳などスーパーやコンビニで扱う食品を拡充するなどして、30~40代の子育て世代ら新規顧客を開拓する。投資額は約4億円。 全面改装は増床した1991年以来。リニューアル効果で2014年3月期の売上高は前期比5%増を目指す。15年度までの3カ年に計画する改装の第1弾。今後は来春予定の消費増税後の影響を見極めながらてこ入れを図り、計8~9億円を投じる予定。 目玉は地下の食品フロアの改装で11月6日にオープンする。食品雑貨コーナーを約1800種類から約5000種類に拡大。四国の百貨店最大級の品ぞろえを確保する。 10月4日にもリニューアルオープン。既存客は50~60代が中心だが、若い世代を取り込むため、保健師や看護師が常駐するベビールームに相談コーナーを新設し、水浴や離乳食をテーマにしたセミナーなども開く。
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