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白寿の書家、村上寂山さん記念展開催 松山

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 「私としての書き方ができたと思っても、年をとって見直すとまだ軽い。もっと勉強して自分を磨かないと」―。愛媛県美術会名誉会員の書家村上寂山さん(99)=松山市山越3丁目=の白寿を記念した作品展「寂山白寿展」が4~8日、同市堀之内の県美術館南館で開かれる。村上さんは「磨」と大書した作品を見上げ、柔和な表情の中に尽きない求道心をのぞかせる。 村上さんは第1次世界大戦が始まった年に生まれた。県師範学校(現愛媛大教育学部)在学中、文化祭で書道の教員に出品を勧められ「自分はうまい方なのかな」と興味を持った。小中学校教員として勤務する傍ら、書家の故三宅木兎氏に師事。「先生の言う通りにすると見事な字が書ける。感心して本格的に取り組もうと思った」 以来約80年、書家としてまい進。県美術会評議員や県展審査員も務めた。足腰が弱り、近年は創作時間も限られるが、県展などに出品を続けている

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