吉本興業の劇場「なんばグランド花月」(大阪市)に10月から飾られる愛媛県今治市特産の菊間瓦を使った芸人看板の受け取り式が3日、今治市役所であり、同社所属芸人の坂田利夫さん(71)が「芸人にとって看板は顔。重みのある素晴らしいものができた」と喜んで抱きかかえた。 看板制作は2012年に創業100周年を迎えた吉本興業の地域活性化プロジェクトの一環。全国の伝統工芸品で正面玄関の芸人看板を作り、3カ月ごとに掛け替えている。 受け取り式で、吉本興業の戸田義人常務が「全国の伝統工芸とコラボした看板を飾るのは菊間瓦が最後。トリを飾っていただきありがたい」とあいさつ。今治地域のゆるキャラ・バリィさんに対抗したひよこの着ぐるみで登場した坂田さんは「看板はとても貫禄がある。枕元に置いて寝たい」と話した。
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