愛媛県は2日、7月にドイツで開かれた技能五輪国際大会で金メダルに輝き、全選手の中の最高得点者に贈られる「アルバート・ビダル賞」を日本人で初めて獲得した西予市三瓶町出身の宇都宮晋平さん(23)=兵庫県西宮市=に、知事表彰「愛顔(えがお)のえひめ賞」を授与した。 宇都宮さんは八幡浜工業高を卒業後、大阪市の総合設備業「きんでん」に勤務。技能五輪に向け3年間、同僚らと切磋琢磨(せっさたくま)してきた。 52カ国・地域の代表が参加した今大会では、構内情報通信網(LAN)の設計・施工と光ファイバーの施工・測定の技能の正確さや速さを競う「情報ネットワーク施工」職種に出場し、16人の中でトップとなり金メダル。46職種の平均点を調整後、986人の全選手の中で最高得点だった。 2日に県庁であった表彰式では、中村時広知事が「おめでとう。今後の活躍を期待してます」と称賛。宇都宮さんは「大会ではしっかり丁寧にやることを心掛けた。最高得点になったのはびっくりした」と話していた。
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