中村時広知事の主宰する「志高塾」が24日、愛媛県松山市であり知事が松山市長時代から親交の深い岡山県総社市、熊本市、富山市の3市長を迎え「地方の未来を担う熱血トーク」と題しパネル討論。独自のまちづくり政策や分権改革に向けた体験談を披露した。 昨年9月の開講後、11回目。オープンキャンパスとして塾生に一般参加者を加え約250人が受講した。 熊本市の幸山政史市長は熊本城の復元に際し「一口城主」として寄付を募り、全国から約18億円が集まったと紹介。「福岡市に追い付くのではなく、熊本市の魅力を磨く」と方向性を示した。 富山市の森雅志市長は「車があれば不自由のない街だが、逆に公共交通が衰退した」と説明。「コンパクトシティー」に取り組み、高齢者の外出機会を増やすため電車運賃を100円にしたと地域活性化を強調した。
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