防災頭巾が避難所でも活躍―。愛媛県松山市社会福祉協議会は18日、同市若草町の市総合福祉センターで親子防災ワークショップを開いた。市内の小学生と保護者ら約40人が、東日本大震災被災者の考案した防災頭巾を作り、防災・減災について学んだ。 頭巾は綿の代わりに下着や軍手、マスクなどをバスタオルで包んで縫い付ける。避難の際に頭巾として使った後は糸をほどいて中身を取り出し、避難所生活で活用する。福島県のJA新ふくしま女性部が考え出し、全国で少しずつ広まっている。 講師を務めた余土地区社会福祉協議会の上原光代会長(74)は、下着類をバランスよく配置するなどのポイントを説明。子どもたちは慣れない針仕事に苦戦しながらも親の手助けを受け、1時間半ほどで頭巾を完成させた。
↧