愛媛県松山市の中島周辺で多く漁獲されるオコゼのブランド化に向けた講習会・試食会が7日、同市三津ふ頭の市公設水産地方卸売市場であった。おいしさや調理法を知ってもらおうと、三津浜婦人会メンバーらが漁師や飲食店経営者から刺し身、煮付け、空揚げの調理法を教わり、ぷりぷりした食感など独特の魅力を堪能した。 市内の飲食店や鮮魚店の代表らでつくる松山水産商業協同組合(中矢弘史理事長)が初めて開催。オコゼは高級魚のイメージがある一方、近年は手ごろな価格で取引されており、魚食普及の一助にしようと着目。背びれに毒があることなどから、家庭で食べてもらうために必要な下処理の程度も検討する。 7日は、中島漁業協同組合や市幹部を含む14人が参加。婦人会の6人は全員がオコゼの調理は初めてで、戸惑いながらさばいた。
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